これから美味しくなる魚介類

コラム
2026年06月03日

虎魚(おこぜ)

名前の由来:「おこ」とは顔が笑えるくらいに愚かにして奇怪なこと。醜いこと。「ぜ」 は魚名語尾。「鬼のように醜い魚」の意味。

定番料理には「うす造り」「ちり」「潮汁」「味噌汁」「から揚げ」などがあります。刺身にするなら、なんといっても活魚が最適です。この刺身は、しっかりとした食感の中にも旨みがあり、清涼感を感じさせます。この魚は歩留まりが悪いですが、その粗(あら)は潮汁にします。この上品でありながら、旨みに満ちた潮汁は美味極まりないです。また、白味噌仕立ての味噌汁も絶品です。から揚げは白身の部分が揚げることで膨らみ、もちっとした食感になります。ひれ骨の香ばしさとともに、絶品です。

勘八(かんぱち)

名前の由来:正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えることに由来。

かつては「マグロに飽きた通の食べる魚」と言われるほど、手に入りにくい高級魚でした。適度に脂がのっており、上品で最高の味わいを楽しむことができます。カンパチは、体の肉や血を作るための良質なエネルギー源を豊富に含んでいます。そのため、夏場にはスタミナ食材として最適で、まさに夏が旬の魚です。特にカンパチに含まれるたんぱく質は、体内で作れない必須アミノ酸をバランスよく多量に含んでいます。さらに、解毒作用や体内の余分な塩分を排出する作用もあります。

鮑(あわび)

雌雄の判別は外見からではほぼ不可能で、生殖腺の色で見分ける必要があります。古代から、貝類のみならず全海産物の王者として君臨していました。その形は大きく美しく、味は貝類の中で最も美味で、古くから食用として盛んに採取されてきました。美味であるばかりでなく、栄養価も貝類中最高で、非常に強健な貝です。そのため、アワビは不死の薬としても知られ、秦の始皇帝が徐福を我が国に送り求めさせたという伝説もあります。

また、熨斗(のしあわび)を祝儀に用いるようになったのも、長生不老の薬としての象徴であり、長寿を祝って贈る風習が由来です。

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