クビレズタ

コラム
2023年05月24日

海ブドウ

沖縄県で古くから親しまれている海ぶどうの正式名称は、「クビレズタ」といい、イワズタ科イワズタ属に属する海藻です。またその見た目と食感からグリーンキャビアとも呼ばれています。海葡萄が収穫できるのは、日本では、西南諸島(九州の南方から台湾の東方あたり)周辺のみで、海外でも東南アジアやオセアニアなどの浅海域のみでしか育たない階層。長さ2〜5M程度まで成長し葡萄茎(ランナー)を伸ばし、葡萄茎の途中から直立する茎が生えこの直立する茎が食用になります。

栄養素は、低カロリーでミネラルが豊富と言われ主にマグネシウムやカリウムがもずくよりも多いとされています。沖縄の一部では天然の海ブドウが生息していると言われますが、市場で販売されている海ぶどうはほとんどが養殖です。味よりも食感が、美味しさを左右する海ぶどうの天然ものは養殖に比べて味がぎっしり唐tまっていて、その食感よりも養殖の海ぶどうは粒と粒の間に適度に隙間があり、食感が良くなります。また粒のひとつひとつに張りがあって、粒自体が大きいものが養殖のものには多いようです。天然ものより養殖の方が美味しいて意外です。数年前までは珍しさから高級珍味として重宝されましたが、今では養殖業者が増えてきて、手に入りやすくなり価格も思うほど高くなく手に入れやすくなったようです。

※海ぶどうの食べ方はひとつだと思っていませんか?

沖縄県では、昔から食べられており、生で、醤油や三杯酢等をタレのように漬けながら食べたり、刺身の付け合わせにもされますが、実はレシピはたくさんあります。定番のレシピでは海ぶどうとお刺身を使った「海鮮丼」がお手軽ですが、他には、サラダに使ったり、大葉巻き、卵巻き、パスタ、サンドイッチなどびっくりなレシピが楽しめます。

一番お手軽に海葡萄の良さを味わえるのは「大葉」。大葉との相性がぴったりです。大葉を細かく千切りにして盛り付けた海ぶどうにたっぷり乗せて一緒に食べます。

次に相性が良いのが「ツナ」海ぶどうとツナを和えるだけです。ツナは油切りをしないでも海葡萄と絡めると意外に食べられます。さらに大葉をトッピングすると良し。不思議なことにツナをあえると、海ぶどうが苦手という方も意外に食べれちゃうんです。お試しあれ。一品料理として出す場合は、海ぶどうの卵巻きもオススメです。薄焼き卵を作る要領で卵焼き冷まします。適当なサイズに切り海ぶどうを乗せて巻くだけです。コツは卵焼きを十分に冷ますことです。ホカホカのまま巻いてしまうと海ぶどうがしぼんでしまうので注意です。

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