普段の食事に「魚」を取り入れることで、体質を改善し、花粉症を自己治療することが可能と言われています。体質改善はじっくりとしたプロセスです。食事から摂った栄養が体内で新しい細胞を形成し、古い細胞を置き換えるには数か月かかります。魚を食べただけで即座に改善されるものではありませんが、この長いプロセスで、良い細胞を育てていくのです。
花粉症には青魚が効果的と言われている理由として、病院の治療が効果がなかった方でも魚を摂ることで症状が改善したというケースがあります。青魚にはEPA、DHA、Qリノレン酸など、アレルギー反応を抑える効果のあるタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質が良いのであれば、肉などの動物性タンパク質でも効果があるのではないかと思うかもしれませんが、逆にアレルギー症状を悪化させるという研究結果もあります。特に肉が好きな子供や若い世代に花粉症が多いとされています。
アレルギー反応には、魚のような高品質のタンパク質が有効です。また、注意が必要なのが妊娠中の方です。肉や動物性タンパク質、脂質を過剰に摂取すると、赤ちゃんがアレルギー体質になるリスクがあると言われていますので、摂取には注意が必要です。肉と魚をバランスよく摂取し、花粉症の症状を改善し、アレルギー体質を緩和させましょう。