北海の赤い宝石 喜知次

コラム
2022年11月21日

〜旬・分布・特徴〜

産卵前の11月から2月が旬のキンキ。体の色が朱色できれいです。東北、北海道の方では「北の海の赤い宝石」とも言われる3大高級魚なんです。そして背鰭の中央部の基部に大きな黒班が特徴です。

キンキは主に駿河湾以北、千島、樺太、サハリンに分布しているため、関東の方では人気がある魚ですが、日本海側にはほとんど生息していない為、四国の方では馴染みがあまりないと言われています。その為、キンキを見てキンメ鯛と言う人も多いそうです。昔は大量に獲れており昭和の中頃までは肥料や魚カスにされたり蒲鉾の原料にもなっていました。今でも宮城を代表する名産品!笹かまぼこの原料として使われています。今は昔ほど獲れていないとゆうこともあり、超!高級魚と言われて、キンキは水深200から〜1200mの深海に生息しており大体200〜600m辺りの岩礁域にいます。大体大きい物で全長30㎝ほどです。

〜呼び名〜

禁忌という呼び名で知られていますが、正式名称は「喜知次(キチジ)」なんです。呼び方は地方によって少し違ってきます。北海道網走や知床の方では、目が大きいというところから「メンメ」と呼ばれています。他の地方でも、「メイメイセン」、「メカジ」、「アスナロ」、「キンキン」、「キンキ」などとも呼ばれています。

キンキは真鯛と同じめでたい魚上の方でも書きましたがキンキを漢字でかくと「喜知次」、「吉次」又は「黄血次」と書きます。「喜知次」と「吉次」は字のままの意味で、お正月やめでたい席の時、祝い事の時にも使われている魚です。「黄血次」は大食が黄色がかった血色であるところかこう呼ばれていました。

〜栄養素〜

大体の魚は脂質が少なくタンパク質が多いですよね。でもキンキは逆なんです!キンキはあまり動かない為タンパク質より脂質の方が多くなってしまいます。DHAやIPAなどもたくさん含まれており、体の赤いのはアスタキサンチンと言って、抑制作用が栄養を多く摂れますよ!また他にも、ビタミンAやビタミンE、ビタミンD、レチノールカリウム、鉄分も豊富に含まれているので風邪の予防や肌荒れ、夜盲症の予防にも…。

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