「毛蟹」の旬はいつ?

コラム
2026年01月21日

 毛ガニの産卵期は4月から5月頃ですが、実際の旬は冬から春にかけての12月から3月です。しかし、毛ガニは1年中市場に出回っているため、旬が冬なのか夏なのか迷うこともあるかもしれません。これは、海域によって漁期が異なるためです。流氷が去るまでは漁ができないため、地域ごとに漁期が異なります。

 例えば、流氷が去って遅い春が訪れるオホーツク沿岸の紋別では、毛ガニ漁は3月から8月にかけて行われます。岩手県では12月から3月が漁期です。それぞれの漁期に水揚げされた毛ガニが、その地域での旬となります。5月から7月を旬とする人もいますが、これはオホーツクで獲れる季節を指しており、間違いではありません。

 ところで、毛ガニには別名があり、大葉蟹(おおくりがに)とも呼ばれているのをご存知でしたか?江戸時代の江戸っ子は毛ガニを「木造がに」と呼んで敬遠し、食べなかったそうです。もっぱら渡りガニを食べていたとか・・・。毛ガニは北海道が主産地で、日本海側では能登半島付近、太平洋側では宮城県まで、北はベーリング海からアラスカ沿岸まで広く生息しています。水揚げされる時期によって味わいが変わります。

 春先の「若ガニ」は身入りが弱いですが、甘味があります。夏から秋にかけては身入りが良く、カニミソが楽しめます。初冬から年末にかけては、寒さから身を守るために毛ガニも脂が乗り、美味しさが増します。季節によって同じ毛蟹でも味わいに違いが出てくるのでお好みの時期に堪能してみるのもおすすめです。

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