アマダイ食ばなし
アマダイはタイの仲間ではなく、スズキの仲間です。普通、市販されている種類は白アマダイ。アカアマダイ、キアマダイの3種が主ですが、他にもグジと呼ばれ、若い狭グジがよく知られており、静岡ではオキツダイと言われております。字も肉質が甘いところから甘鯛、頭部の形から尼鯛とも書き表します。
分布は本州中部以南から東シナ海あたりまではアカアマダイ、キアマダイが中心に生息し、シロアマダイは南シナ海からフィリピまで分布しております。
旬は寒い季節で晩秋から3月くらいまでです。高級魚の部類に属する白身の魚ですが、肉質に脂肪が少なく、肉質が柔らかいので一般的な料理法以外に病人食、離乳食にも最適ですね。栄養価はタンパク質、ビタミン、ミネラルは魚としてバランスよく含まれておりますが、砂泥底に生息し、潜る修正もあるだけに中骨、鰭がガッチリとしておりますので煮凝り(ゼラチン)が素晴らしいです。魚の味はシロアマダイが一番美味しく、次はアカアマダイ、キアマダイの順においしいと言われておりますが、なんとも牛も程々の大きさと鮮度が一番です。
アマダイのつけ揚げ(さつま揚げ)
つけ揚げとは、すり身を揚げる料理のことですが、全国的には「さつま揚げ」という呼び方の方がピンとくる方が多いでしょう。でも、かごっま(鹿児島)では「つけ揚げ」」」と呼ぶ場合が受け(多い)なんです。名前の由来は諸説あるようですが、沖縄の「チキアギ(さつま揚げ)」がかごっまに伝わった時に転じて「つけ揚げ」になったというのが有力なようです。ふんわりとした食感を出すためにおかべ(とうふ)を混ぜ、甘い味付けが特徴です。形や具材はいろいろあるのですが、甘鯛のすり身、牛蒡や具材はいろいろあるのですが、アマダイのすり身、牛蒡と人参、お好みでコーンを入れてみて良いかもしれません。またチーズを隠し味に入れ、佐藤は三温糖を使った方がコクがでて、上品でおぜうんまか(本当に美味しい)です。