繊細で美しい魚。「キスの最も美味しい食べ方は天ぷらだが、最もおいしい天種はキスではない。」といわれてかわいそうです。昔は江戸前の代表的な魚の一つでしたが、さいきんは漁獲量が減って人々の関心から遠ざかりつつあります。美味し […]
海ブドウ 沖縄県で古くから親しまれている海ぶどうの正式名称は、「クビレズタ」といい、イワズタ科イワズタ属に属する海藻です。またその見た目と食感からグリーンキャビアとも呼ばれています。海葡萄が収穫できるのは、日本では、西南 […]
ギンギラギンにさりげなく 美味な魚 どちらかというと関西で人気のある魚です。高級蒲鉾の材料にもなります。旬の春のものは通常期の3倍以上脂がのて美味しくなります。 魚にしては珍しくオリーブ・菜種油でおなじみのオレイン酸がた […]
鯛あれこれ 日本ではタイと名のついた魚が非常に多く、数だけでも200種もあります。しかし、本来の魚類学上でタイとは、マダイ、チダイ、キダイを指しています。その他のものは、外見が似ていたり、色合いが似ていたりで付けられた、 […]
シャコはハイテク生き物? 【命名】 江戸時代はシャクナギ(シャクナゲ)と言われていた。淡い灰褐色の殻を茹でると紫褐色に変わり、それがシャクナゲの花の色に似ていたところから付けられた名である。シャクナゲは石楠花、または石花 […]
女房を質に入れても初鰹 江戸期の川柳にもあるように初鰹は江戸っ子を狂気させたようです。しかしこの時代の初鰹は非常に高く、1尾は当時の武士の年収に近い額だったと言われます。それでも初鰹〜♪という響きは江戸っ子の血を熱くし、 […]
海の貴婦人 細身で流線形のサヨリは群れを組み、水面下を矢のように走る。その有様はなかなかの見もので、一度見たらサヨリのファンになること疑いない。流麗な姿と、脂肪が少なく淡白な味と身の美しさ、そしてその動き、三拍子揃ったサ […]
海中を泳ぐ自由を選んだエビ!身を守る鎧を選んだカニ!プリプリの食感がたまらないエビ、芳醇な香りとやわらかな身質が魅力的なカニ、どちらも大人から子供まで好かれている大人気の食材です。 エビとカニは別物と思われがちですが、実 […]
ほうぼう歩き回って餌を探す 昔から、祝い魚として赤い魚は欠かせない。代表選手のマダイから金目鯛、アマダイ、メバル、ホウボウなど、その多くが海底近くに棲む。深場に暮らすものほど鮮やかな赤色なのは、水中深くでは赤い光は届かず […]
ズワイガニはケセンガニ科のカニで、漢字では「楚蟹」や「津和井蟹」とも書かれます。山口県から北の日本海と、茨城沖から北の太平洋からオホーツク海とペーリング海に渡って広く生息しています。生息している水深は200〜600mを中 […]