
ちょうどこの時期になると、和食店や居酒屋でよく見かけるのが「若竹煮」です。
旬のたけのこと新わかめを炊き合わせ、出てきたばかりの山椒の若芽を添えた「春の出会いもの」として親しまれています。春に収穫される新わかめと新たけのこは古くから相性が良いとされており、典型的な出合い物料理となっています。同じ季節に出回る旬の食材を組み合わせることで、料理の相性が良くなる海の幸、山の幸、里の幸を活かし、それぞれの美味しさを引き出します。
筍のあれこれ

たけのこは地面に顔を出してから10日ほどで1mを超え成長し、そのおいしく食べられる時期は非常に短いです。このため、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」に由来すると言われています。京都の人々にとって、たけのこは味、香り、歯ざわりのすべてが楽しみな春の味覚です。約300年の歴史を持つ「春の味覚」の代表的な食材であり、たんぱく質や糖質を適度に含み、食物繊維が豊富です。各地の春まつりではたけのこ料理がふるまわれ、多くの人に喜ばれています。たけのこの種類は約70種類ありますが、一般的に食用とされるのは孟宗竹(もうそうちく)の若芽です。
わかめのあれこれ
わかめは精神を安定させ、心身を元気にする栄養成分を多く含んでおり、体内の代謝を活発にさせると言われています。また、高血圧の予防や身体の抵抗力を高める効果があり、腸内の余分なコレステロールを体外に放出し、高脂血症や動脈硬化を防ぐとも言われています。利尿作用があるため、痛風の予防にも良いとされ、他の海藻類と同様に、毛髪を濃くする効果もあるとされています。さらに、がん予防、肥満予防、便秘予防、美容効果もあると言われています。
